① 心に対する働き
精油(アロマオイル)を嗅ぐと多幸感、心を鼓舞・活気づける、鎮静などの効果をもたらす脳内伝達物質であるエンドルフィンやセロトニンが分泌されると言われています。香りによって刺激される大脳辺縁系、視床下部、下垂体といった脳の部位は感情・記憶・本能行動・食欲・性欲・睡眠欲・自律神経系や内分泌系の働きなど、様々なものをコントロールしています。これらは心の影響を受けやすく、感情が安定していると円滑に動き、病気になりずらく、身体にとって快適な状態を維持することがわかっています。(例:食べ過ぎ・代謝不良などを防いでくれる。)
★ストレス・イライラ解消・・・サイプレス、カモミール・ジャーマン、ネロリ
★不眠・・・マジョラム、ジャスミン、ラベンダー
★更年期障害・・・ヤロウ、ゼラニウム、カモミール・ローマン
★落込み解消・・・ローズマリー、オレンジ、メリッサ
② 身体に対する働き
精油成分には身体がウィルスや細菌と戦う力を高めたり、血液やリンパの流れを促したり、腎臓・肝臓・胃など身体の各器官を刺激して毒素排出を促進したりと様々な効果があります。マッサージにも同様の効果があり、筋肉の緊張を和らげ痛みを軽減するため、相乗効果が期待できます。
★むくみ・・・ジュニパー、ローズマリー、グレープフルーツ
★胃痛・・・レモン
★喘息・・・ユーカリ、フランキンセンス、ベンゾイン
★高血圧・・・メリッサ、マジョラム、ラベンダー
★気管支炎・・・サンダルウッド、ペパーミント、ミルラ
③ 皮膚に対する働き
精油成分には肌の調子を整え、スキンケアに役立つものが多数あります。殺菌消毒作用もある為、ニキビや傷のケアにも使えます。好きな香りで心地よさを感じリラックスすると血管が拡張し、同時にマッサージを行うと血流が促進され、結果的に新陳代謝の活性化に繋がります。また皮膚と心は密接に関係しており、皮膚への優しい感覚刺激が情緒を安定させ、ストレス耐性を高める効果があります。
★しわ・・・イランイラン、ネロリ、ローズ、パチュリ
★乾燥肌・・・ジャスミン、ネロリ、フランキンセンス
★にきび・・・ティートリー、ラベンダー、ベルガモット
※アロマテラピーは医療行為ではありません。身体に深刻な異常がある場合は医師にご相談ください。