Beauty Column
ダイエットの大敵「冷え症」に良くないあるモノ
代謝を上げる為、身体を冷やさないようにお風呂につかったり、温かい飲み物を召し上がったりと気をつかっておられる方も多いと思いますが、冷え症の原因の一つに間違ったダイエットがあげられます。
カロリーばかり気を取られて食事量を減らすときに「必要な栄養素」も一緒に減らしてしまい、低体温「節約モード」が続くことで代謝の悪い身体を自ずと作ってしまっているのです。また身体が重だるくなり、活動量も減少してしまいます。運動不足は特に足の冷えを助長します。
そんなダイエットの大敵「冷え症」の見落としがちな原因の一つ。それは「食品添加物」です。
【食品添加物について】私たちが口にする多くの加工品には食品添加物が入っています。食品添加物は食品の製造過程、または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
例をあげると化学合成された保存料、甘味料、着色料、香料、酸化防止剤、発色剤、防カビ剤、漂白剤、安定剤、乳化剤などです。
また野菜に残留農薬(殺虫剤、雑菌剤、除草剤)が残っている場合もあります。厚生労働省は食品添加物の安全性について食品安全委員会の評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や使用の基準を定めた上で使用を認めていますが、単独で使用する際の安全性については評価があるものの、複数の添加物を同時に使用する場合の安全性についての評価はありません。
にも関わらず、食品添加物は複数同時に使われているケース合が多いので気をつけたいところです。(海外で使用不可の食品添加物が日本では認可されているものもあります。)
【食品添加物が冷え症へとつながるプロセス】
①食品添加物や農薬などの化学合成品を摂取すると私たちの身体はそれらを異物と判断し、肝臓で解毒しようと働きます。働き過ぎて肝臓が疲れると老廃物は蓄積されていき、代謝が低下していきます。また老化の原因でもある活性酸素を大量に発生します。
②大量に体内で発生した活性酸素は腸内で毒素を発生させたり、食べたものを未消化のまま血中に運び、血液をドロドロにし、血行不良を招きます。(活性酸素は私たちの体内に入ったウイルスや細菌を消滅させるという良い働きをする一方で生活習慣病の一因でもあります。)
③体内で作られる5000種類の酵素のうち、約3000種類を腸内細菌が作りだしますが、善玉菌と悪玉菌のバランスが悪くなると、酵素を生産する力が低下していきます。
④毒素や未消化物が血液に入るとそれらが接着剤のような役割を果たし、身体の隅々へ酸素を運ぶ赤血球が繋がったり、血液の粘度も高くなり、血液は毛細血管を通りにくくなります。するとそれぞれの細胞(特に熱を大量に作る筋肉)で行われる代謝が栄養・酸素・酵素不足で十分に行われなくなり、熱を作ることができなくなります。
代謝の良い痩せやすい身体を作る為に不可欠なのは「冷えのない温かい身体」です。冷え症を改善する為にも「食材の質」を意識していきたいものですね。