Beauty Column
足を組むと太る?足組みの悪影響とは
足を組むのは良くないことだとわかっていながら、気づくと無意識に足を組んでいる・・・。そんな方も多いのではないでしょうか?足を組むと身体の片側だけに強い力がかかり、骨盤の歪みへとつながっていきます。そして骨盤の歪みはなかなか自分で治すことが難しい上、全身のあらゆる不調につながっていきます。
【足を組んでしまう理由】
高さや姿勢に合わない椅子
高さの合わない椅子は浅く座りがちで身体に負担がかかり、腰が支えられずに丸い姿勢になってしまいます。すると足を組んでいる方がバランスがとりやすくなり、ついつい足を組んでしまいます。
精神的な緊張
足を組むのは精神的な緊張の現れであることも。逆に足をぶらつかせるのは安心してリラックスしている現れです。
重心のアンバランス
日常のクセや利き腕・利き足など普段からかかるストレス(刺激)の方向で重心が決まります。左右非対称な身体の使い方をすると骨盤が傾き、右、もしくは左の片側に重心が乗り、足を組むことで身体全体の重心を真ん中に揃えようとします。
【足組みの悪影響】
代謝不良・女性特有の不調
血液やリンパ液の流れが悪くなり、新陳代謝のリズムが崩れます。その為、太りやすくなっていきます。また足を組むことで起こる血行不良は下半身の冷えを招き、生理痛、生理不順、不妊の原因にもなります。
身体の歪み・ボディライン&フェイスラインの崩れ
足を組む人は片足に負荷がかかり、筋肉のバランスが崩れ、骨格も歪んでいきます。骨盤の歪みは背骨の歪みにつながり、更にはお顔の歪みにもつながっていきます。また骨盤の歪みはO脚・X脚の原因でもあります。
肩こり・腰痛
足は下半身で肩は上半身だから関係ないと思われがちですが、骨盤や背骨に歪みが生じる為、肩にある肩甲骨にねじれが生じ、首コリ、肩コリ、腰痛、頭痛などの症状が現れやすくなります。
【足組み改善法】
●椅子に座る時は深く腰掛けるように意識する。
(腰が丸くなる姿勢になると足を組みやすくなります。)
●左右平等に体重を乗せるように意識する。
(立っている時は両足に、座っている時は左右の坐骨に均等に体重を乗せるイメージです。)
●内モモの筋肉を意識する。
(日常生活の中で内腿の筋肉を使う機会は少ない為、内腿の筋力低下が足組みを招きます。足を組むと内腿の筋肉を使かわなくてすむからです。)
意識をしないとなかなか治らないのが「癖」ですが「足を組むのは仕方ない」と諦めてしまうのではなく、ぜひ、これを機会に姿勢の見直しを行ってみてくださいね。